私の35年以上の経験(アメリカでの2年含む)から、医者にかかるコツを伝授します。

   せっかく、手間と金をかけて、医者に来たのだから、満足な医療を受けないと損です。そのためには、患者として押さえなければならないポイントがあります。とにかく、医者との良好な信頼関係を構築するのが、大前提です。

医者は医療のプロですが、血の通った普通の人間です。診察室に入ったら、「こんにちわ、大久保秀樹です、よろしくお願いします。」が始まりです。診察の格好も、スーツにネクタイは最悪、Tシャツに短パンがベスト。この、あいさつとスピーディーな診察ができる軽装で、高感度アップ。医者にやる気が出てきます。この、医者のやる気が出てこないと、損のはじまり。おざなりの診察に終始します。野球で言えば、消化試合。症状、病気の経過の説明は簡潔第一。大きな鼻の長い動物だけで、診断は象なのです。くどくどと、牙が長いとか、アフリカにいるとか、バナナが好きとか、いわなくても、医者はプロだからすぐ、わかるのです。血便、下痢など視覚が大事な症状は、デジカメ、携帯のカメラを勧めます。臭いおむつなど狭い診察室でごそごそ広げられたら、いっぺんに、好感度ゼロですよ。血圧測るときは、黙って左手の二の腕までまくりあげて、まっすぐ、伸ばすと、血圧測定の理想的なカタチになり医者喜ぶ。胸を開けて医者が聴診始めたら、ゆっくり深呼吸をくりかえす。昔、先輩の医者が、医者にかかったとき、意地悪く息をとめていても、聴診し終わったヤブがいたと言っていたのを思い出す。

検査結果は血液はもちろん、できるだけ、コピー貰う事(レントゲンは病院に3年間の保存義務あるので、普通はくれない)。糖尿病、高血圧、高脂血症などの生活習慣病で定期通院している場合は、データを記載するノートが製薬会社から供与されているので、もらっておいて、各データを記載してもらうこと。くすりの内容、医者のコメントなどなんでも記載。どこかで、倒れたとき、他の病院にかかるとき威力を発揮する。

 

■治療方針を決めるステージに入ったら

医者の提示する方針(クスリ、手術、なんでも)に納得、理解が不十分と感じたら、こう医者に聞く。
「私が先生の家族でしたら、この方法をすすめますか?」 医者がつまったら、その治療は怪しい。
純粋に患者本位の医療か、病院の借金返済のためか、見極めるのも大事。

 また、治療の道筋をメモ書きしてもらうことも大事。診察室では医者の言うことに理解、納得したようでも家にかえると、よくわからんというのが70%というデータがあるくらいあやふやな患者理解の治療が多いのが現実。記載するという行為は、医者にとって証拠を残すという緊張感があるので、より、真剣に患者の治療を思考させるのです。

 もらうクスリはせいぜい3種類というのが、欧米の常識。それ以上になると、相乗効果か相殺効果か、副作用はどうなるのか、神の領域なのです。

 70歳以上の方は、健康面では、勝ち組。あまり神経質に健康管理に励むより、残り人生を楽しんだほうが得策。高名な大先生が70こえたら、健診など受けるものではない、痛くもないのにがんを見つけられ、後輩医者の甘言にのり手術受けたが、後遺症でつらい毎日である。この、つらさに耐えて数年長生きしても意味が無い、とエッセイでこぼしていましたよ

 

■その他のこと
○アニサキスという10mmくらいの寄生虫にやられないために(胃の激痛が主)、アジ、サバ、イカなどの生食に注意。きれいな店で食べること。

○ユッケ食による食中毒も頻発。安い店、チェーン店は危険性あり。

○予防接種未完了によるおたふく、みずぼうそうが多発。予防接種はすべて受けること。
 本人がいやだからと放置しておくのは、教育の放置と同じと心得よ。成人のおたふく、みずぼうそう、はしかは重症になりやすい。すべて、親の無責任が原因。

○夏でも、高熱だが、鼻水のない場合は、インフルエンザではありませんかと医者に問うこと。
 2006年7月当院で三人のインフルエンザ確認している。日本の亜熱帯化の前兆?

○糖尿病で通院中であれば、最低年二回の眼底検査(カメラ)受けることは常識。
 眼底カメラの無い診療所であれば、紹介状をもらって、眼科で定期的チェック受けること。

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