患者さんにはぜひ最大限の治療を受けていただく、お得な診療の受け方をまとめました。
◆人間と人間のつきあいであることが前提です。病気を一緒に立ち向かう「同志」の関係となるのが理想です。礼節を保ったふるまいは自然と「良いつきあい」につながります。もちろん病気でつらいときはその限りではありません。おおいに病状をお伝えください。
◆ポイントを押さえた症状をおっしゃると的確な診断・治療につながります。一番つらい症状、そしてその経過を簡潔に教えてください。1枚にまとめたメモ書き、スマホの写真も効果絶大です。エクセルで作られたカラフルな血圧の時系列グラフを見せていただいたときは、こちらから頭を下げました。
◆お薬手帳は必須です。内服中の薬があれば必ずお薬手帳を持参ください。
◆自分の親なら、という仮の話も有効で、文字通り親身のアドバイスができます。病気の治療に「必ず」「絶対」はありえないことを、経験豊富な医者は知っているので多くの場合、断定はしません。しかし、信頼関係が成り立てば医者は精一杯患者様のために治療法を提示します。
◆お互いじっくり病と向き合いたいところです。いつごろ(曜日や時間)が空いているか?とお聞きいただくのも重要です。