最近は、ペットのイベントや一緒に泊れるホテルなどが増え、ペットとともに出かける機会が増えてきました。それに伴い、移動に関する悩みが増えてきています。
特に一番多いのは車酔いでしょう。酔い易いか否かは個体差がありますが、幼い時からいろいろな乗り物にのったり車の移動に慣らされていると、酔い難くなるようです。それでも移動時間や方法によっては乗り物酔いになることも多いので、出発の前には周到な準備をしてあげる必要があります。
移動の時には時間が短いとしても、しっかりとしたケージを用意しましょう。そして、よく監視出来る所に置くようにします。もし犬を車の中で自由にさせたいのであれば、ハーネスのような肩にかけられる胴輪付きリードでつないでおきましょう。首輪に繋ぐことはしないようにしてください。また、落ちる危険があるので、窓は閉めておくようにします。トランクの中は換気が不十分ですので絶対に入れないでください。これからの季節、車内は暑くなりやすいので、熱射病にかからないように、車から離れる時にはケージごと犬も外に出すようにすることも大事なことです。
また、出発前には、車に酔い易くなるので食餌は与えないようにしておきましょう。もし、長時間(4〜6時間)かかる場合には、水とトイレ容器を用意しておく必要があります。ティッシュペーパー、ビニール袋、新聞紙などを多めに用意しておくと便利です。
目的地に到着したら、しばらくの間、犬を静かな場所に水とトイレ容器を置いてそっとしておきましょう。
それでも車酔いがひどいコには、あらかじめ動物病院で乗り物酔いを防ぐための精神安定剤を処方してもらうとよいでしょう。
場合によってはいっしょに連れて行くよりもむしろペットホテルなどに預けた方が良いこともあります。 |