スイス(ハイキング)旅行   28 Sept. ~ 6 Oct.  2011

     ※ 3月11日にニュージーランド北島へのドライブの予定が例の大地震で流れたため,スイスへ初めて行ってみた。
     ※ 二人での旅行のため,出国から帰国まで移動に際し大きな荷物は運搬サービスを活用した。どのルートで利用したかは行程表を見て頂くとよい。
         
 バゲージサービス Baggage Service の御案内;

 1:スイス入国時には  フライレールバゲージ Fly Rail Baggage   成田で荷物を預け,受け取りたい鉄道の駅を指定します。
 2:スイス国内の移動には ライゼゲペック(国内便)Reisegepack (Baggage Switzerland)  国内の行き先の鉄道の駅を指定します。 
   スイス国内の当日/翌日配送を希望は,ファストバゲージ(特急便)Fast Baggage
 3:スイスからの帰国時にはチェックインサービス Check-in at the railstation  移動前の駅で預ければ,成田空港で受け取れます)。 


     ※ 行程の概略は,成田→チューリッヒをスイス航空で,チューリッヒ→ルツェルン(1泊)を列車で,ルツェルン→ツェルマット(3泊)を列車と湖上船で,
         ツェルマット→グリンデルワルト(4泊)を列車とポストバスで,グリンデルワルト→チューリッヒを列車で,というコース。ドイツ語圏ばかりである。
         なお,列車はスイスフレキシーパスを,グリンデルワルト地区のロープウェー等はヴィップパスを利用した(経費と手続き面で有利のため)。
     ※ 今年は,夏のシーズン時期が雨が多くハイキングには不適のようだった。我々は雲を見ることがないほどの好天でいい時期に行けたようである。 
         ハイキングコースは限りなく多く,1時間~6時間など選択することができる。
     ※ スイスは多言語の国なので,便利なこともある。交通機関の次の停車駅の案内は,最初のドイツ語が不明でも英語~フランス語と続くので安心である。
           (ちなみに,仏語では, prochain arrêt となる。プロシェナレという語感) 
 
         

ルツェルンは移動の宿で,滞在地は以下の2地区)
1:ツェルマットZermatt地区の案内図
2:グリンデルワルトGrindelwald地区の案内図

    ※※すべて写真をクリックすると,大きい画像が開きます。 ブラウザの戻るで前の画面へ ※※※

チューリッヒ空バゲージサービス Baggage Service の御案内;港にスイス航空で15:50に到着。バッゲージは成田で預けたので回収時間がなくすんなりと入国審査を済ませ列車に乗る。駅は空港隣のビルの地下。乗車前にスイスパスのバリデーションが必要である。16:47の列車で約1時間でルツェルン駅に到着。ホテルは駅の向かい側で近い。翌日の予定を早めて7:55発でブリエンツに向かう。ここから湖上船でインターラーケンostへ約1時間。再び列車でスピーツ,フィスプ乗り換えでツェルマットへ。駅の「荷物受取所」で成田預けのバッゲージを受け取る。ツェルマットは木材を使った家が多い。
ルツェルン駅前の湖岸
ルツェルンからツェルマットに向かう列車
ブリエンツで下車し遊覧船でインターラーケンostまで
ツェルマット駅で,成田で預けた
荷物を受け取る

ツェルマットは一般車禁止で静か
翌日はまずマッターホルン氷河楽園までロープウェーで昇る。ここでも富士山頂上より高く,これまでのわが最高踏破地点。その後,ローテンボーテンから,翌日はスネガ楽園からハイキング。写真のように空には雲がほとんどなく,帰国まで続いた。
マッターホルン・グレイシャー・パラダイス。
ロープウェイーで3883mまで
ハイキング【ローテンボーデンからリュッフェンベルクまで】マッターホルンを望む ハイキング【スネガ・パラダイスからツェルマットまで】
行き先と所要時間が掲示され便利
途中のフィンデルン村。山小屋風のレストランもある。昼時に歩くのもよさそう 倉庫らしい建物。床下の丸い石は「ネズミ返し」で屋根も石板で葺いている
ツェルマットから次の滞在地グリンデルワルトへの移動は,バスでの峠越えを選んだ。かつて郵便配達に使われた名残で「ポストバス」と呼ばれ車体が黄色である。乗換を身軽にするため駅で「Fast baggage」で預ける。ツェルマットから列車でブリーク乗換でオーバーワルトへ。ここからポストバスで,マイリンゲン,シュワルツワルアルプ乗換でグリンデルワルトへ向かう。バスの乗車時間は約4時間。第1区間のグリムゼル峠が圧巻。第2,第3区間は細い山道となって,バスは音楽のようなクラクションをコーナーで鳴らし続ける。コーナーで対向車があったらかなり厳しい操作となりバイクで走るのも二の足を踏む感じである。  
これがポストバス。この図体で峠を越えるようだ,がだいじょーぶ? グリムゼル峠。ここまでは,いろは坂の振幅を大きくしたような上り坂が続いていた。 同じく峠の駐車場からの展望。
ビデオです(音あり!)
第3区間のシュワルツワルアルプからの山道 左に同じ
グリンデルワルト地区の初日はユングフラウヨッホへ鉄道で行く。午後はメンリッヒェンからクライネシャイデックまでのハイキング。ここは眺望が雄大なコース。ウェンゲンへ列車で下りここでイタリアンレストランDaSinaで軽くピザを頂く。客は我ら二人だけ。翌日はアルメントフーベルからミューレンへのコース。谷間ののどかな牧場地対を抜け,ラウターブルネン近くのシュタウブバッハの滝を眺め,近くでまたもやイタリアン・ランチ。次の日は,フィルストまでロープウェーで昇り,そこからバッハアルプゼー湖までの往復ハイキング。途中,チューリッヒ在住の同年代の夫婦ハイカーとおしゃべり。フクシマ原発事故を心配されたり新婚旅行かとかの軽口を言う旦那は酔っているような口調で気さくな感じだが,奥方のErika さんはとてもチャーミングであった。
ユングフラウヨッホ。3454m 左に同じ メンリッヒェンからクライネシャイデックまでのハイキング自転車で下る者もいる。 下にはグリンデルワルトの街並み,遠くには氷雪の山々
ビデオです(音あり!)
イタリアンレストランDaSina
アルメントフーベルからミューレンまでのハイキング。ここにもレストラン 牧場の中に家が散在している シュタウブバッハの滝は地面に着くまでにほとんど霧状態 バッハアルプゼー湖への路 (同左)
雪山の中腹には雲海か霧か