北海道ツーリング(6)   16 July ~ 25 July  2014
   ※ 道内走行距離: 2289km
   ※ 6回目になるので気儘なツーリングをしたかった。それで,出発は二人。途中で別行動になり合流し,また別別となった。
   ※ 途中の宿で会ったライダーには本当に明日の予定も決めていない人がいるが,自分はどうしても2・3日先までの行程を決める
       ような行動にでるようだ。歳のせいか。
   ※ 大洗発のフェリーが満車で,仙台港までケンさんと向かい福島で高速下車し阿武隈川沿いに進んだが,宮城県に入ってからは豪雨状態。
   ※ 帰りは,苫小牧発大洗行きに乗り一人帰還。
   ※ ソロ走行が多かったこと,何回目かの処も多かったので余り写真は撮らなかった。
        (自分の為の備忘録として作成し維持しているページなので,メモ程度であり人が見ては感じるものは無いかも知れない)
   ※ 北海道はバイクで何度来ても,感慨深い。1ヶ月ほど滞在したいものだ。
     
※※すべて写真をクリックすると,大きい画像が開きます ※※※
①17日 苫小牧港→糠平温泉:252km  宿:湯元館(ライダー待遇で)   
 ケンさんと港の寿司店で昼食の後,彼は小樽方面へ。日高の沙流川に沿って北上し,占冠ICから高速で音更帯広ICまで。そこから糠平を目指したが上士幌で豪雨に見舞われ,ずぶ濡れ。宿には6人ほどのライダーが揃った。
このハウスは旅館なので,温泉が付いているのが利点。関東からのライダーに翌日のルートでアドバイスを受けた。その結果は,快適な道を走れた。

②18日 糠平温泉→稚内:383km  宿:稚内のRedBaron ライダーハウス(相棒のケンさんが会員。部屋も個室で洗濯機,管理棟などの設備がよい)
 今年の十勝三つ叉のルピナスは,季節が過ぎてタダの草むらだった。三国峠を越え層雲峡に至る道路は大好きなルートである。士別からR239をオロロン街道まで,無人で信号もなく,おそらくパンダも出没しないだろう快適な道であった。
 オロロン街道に出てからでケンさんと合流した。天塩のライダーハウスに泊まるかとしたが,時間があるので稚内まで進むことになった。

道内ルート図
細部は別にして道北と道東。
主に屈斜路湖周辺に滞在したという気分
今回のバイク:BMW F800R

北海道は2回目ハード・パニアケースがないのが雨対策では難点だった
糠平温泉・湯元館
主に関東地方からのライダーで,年令はわしよりも二回り以上下である。 
十勝三つ叉 
7月初旬だと白樺林とルピナスの群生が見られる。
今回は花の影もなく,嘗ての姿を想像するのみ。
サロベツの海岸通りの風景 
綺麗な原野側から海岸部にはいってみれば,流木に混じって人工物が漂着している。これらは朝鮮半島からのゴミが大多数ではないだろうか。

③19日 稚内→紋別:296km  宿:港近くの民宿(所謂,昔スタイルの民宿で,料金は安いが何もない)
宗谷岬から高台に入り込んだが,霧で視界はなし。うろうろしながら猿払辺りの海岸に出た。エサヌカの原野を抜け,中頓別から道道120に入り歌登~仁宇布を経て雄武に抜けた。この間,人影少ない道道で予想通りの案配でよかった。

エサヌカの原野
牧草地として利用されている。
 
エサヌカの原野
相棒のケンさんの後ろ姿。70歳を越えているとはわかんないべ。
快適な道道 r140
中頓別から雄武まで,道道を選んで走った。道幅はあり,緩やかなアップダウンとコーナーが続き,快適である。
 チーズ工房羊飼い(美深町仁宇布)
各種のチーズを作っている。詳しくは,HPを参照されたし。
※白髪の御老公はケンさん from 春日部
「チーズ工房羊飼い 」のチーズ娘。広島から武者修行中だそうです。
この店先で,持参のランチを頂いた。出来たてのモッツァレーラを添えて。
④20日 紋別→川湯温泉(屈斜路湖):208km  宿:温泉街にあるEZOライダーハウス
 網走でケンさんと別行動となり,わしは女満別空港に立ち寄った後,美幌峠に。着いてみれば視界白濁の世界で,暫し2階の休憩所で休み天気予報をタブレットで調査していた。傍らに同じことをしているライダー装備の外国人がいて歓談。NZではわしと同じバイクに乗っているとか,かつてNZ南島をバイクツーリングしたこともあって話題は一致した。
 彼はAucklandからきて一時大阪滞在とのこと。わしと同じバイクを持っているようだが,大阪からは250ccで来ていた。この後,温泉場で彼に2度遭遇した。相当の温泉フェチのようだ。
 また,EZOさんではレンタル・バイクもあり,ちょうど男女ペアがHondaでのpetit tourから帰還したところだった。聞けばOrléans (パリ西方)から来たフランス人かつて現職のときの同僚 Monsieur Baronも同じ出身だったので念のため確認したが,「知らない」という回答であった。そりゃ,オルレアンは広いもんね。フランスにはバイクメーカーはないよねとか言ったら,プジョーでバイクを作っているんだと主張されてしまったが,まあスクーター程度の小型車だっぺなと言ってしまえば冷淡なので適当に話を切り上げた。兎に角,外国人もバイクを借りに来るとは凄いもんです。
 ツーリングはどうだったと聞けば,虫が多いのに閉口した様子だった。感想はそれだけ! 確かにヨーロッパと比較すれば日本は虫が多いだろう。
⑤21日
 EZOライダーハウスに連泊335km

   ○ Monsieur リシェル にタブレットを使って,あれこれ説明したつもりです。
      ”
 J'ai visité ici. C'est lac Masyu.   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  ”
      
<拡大しません!>

 連泊なので屈斜路湖を中心にぐるっと回ることにして,まずは初めての津別峠へ(霧で見えず),美幌峠から小清水町から斜里町へ,その後は裏摩周を経て川湯へ戻った。
EZOライダーハウス
偶然にネットで発見。バイクにはフルカバーされる。チェーンのメンテ等のサービスも受けられる。洗濯・乾燥機も完備。
ツーリングの半ばでの利用は,なにかと便利です。
EZOライダーハウス
相部屋であるが一人だった。普通の旅館並みの部屋です。
川湯温泉街にあって利便性は極めて大です。
和琴半島 美幌峠が霧でここは小雨模様)
ニュージーランドのAucklandからの中年のライダーはこの先の露天風呂に向かった。その夜,川湯の旅館にも温泉浴に来ていた。日本の温泉はNZよりもいいのを身にしみて分かった? 
How is it?  Mr.A・・
(遠方の人影がMr.A・・  from NewZealand)
和琴半島 (野外でブレクファスト)
 川湯に泊まった翌日は,ここで朝食を2回とった。湯を沸かして簡便味噌汁とコーヒーを作るぐらいですが。
此処に数年前までライダーハウス「めぐみや」があり2回お世話になった。物故したおばちゃんが関東の我が住まいの隣町の出身だとかで,わしらと話をしたがってたようだ。
釧屈斜路湖沿いのロード
川湯から美幌方面へはこの道をいく。少し行くと湖面も見えて来る。この時期はテントが林立していた。7月初旬とは一変していた。
時期のせいか,3年ぶりだが時代が変わったのか。おそらく7月中旬になったためだろう。
⑥22日  川湯温泉→帯広:260km  宿:帯広グランドホテル(じゃらんのポイントを使って300円)
 津別峠に再挑戦したところ,実によかった。津別町に下り阿寒湖でランチ(日本そば)です。その後は,池田のワイン城で新しいワインを買った。このシルフィーはある種のポートワインと同様の製法に拠っているようだ。4月にポルトガルのサンデマン社で聞いた説明と同様であった。
 時間に余裕があるので,十勝川温泉でモール湯に浸かりゆっくり過ごしてから,帯広市内のビジネスホテルにチェックイン。


約20秒ほどの動画。
津別峠展望台
弟子屈と津別の堺の津別峠の展望台,というより砦か館。
津別峠展望台への道
山道とはいえ,道幅もあり完全舗装なので走行に支障はない。津別町までも同じ。
津別峠展望台
この雲海の下に屈斜路湖がある筈です。
津別峠展望台
津別町方面の山々
津別峠展望台
屈斜路湖に向かい,左から右方向に
⑦帯広→洞爺湖温泉:292km   宿:大和旅館(ライダー待遇で)
 この日は朝から雨模様。雨天は高速道が安全なので音更帯広ICから苫小牧西ICまで。下道に降りた頃に雨が上がり,道道141を支笏湖畔へ(これがなかなか良い道)。
 大和旅館は,糠平の湯元館と同じシステムなので同様の印象かと思えば,やはり立地条件・経営者が違えば別の感想となる。たぶん,次回はこのRHは選ばない。夜は恒例の花火を湖岸で垣間見た。 J'ai pris de la bière en "Un jour".
⑧洞爺湖温泉→苫小牧港:263km

 洞爺湖周辺を廻ってから,登別温泉の倶多楽湖を初めて覗いて見たが,よく見えない。白糠から道道 r86を大滝に抜け,これも初めての支笏湖西方のオコタンペ湖に立ち寄った。ここも展望がない。
 港に向かう最後に,休暇村支笏湖で日帰り温泉に浸かる。この施設は高台に位置していていつも通過していたが,樹木の叢がる自然庭園のベンチで暫しの休憩は爽快であった。 
 
洞爺湖の遊覧船
湖の中之島へ渡り上陸の後,次の便で帰る。島では歩いて時間をつぶせるほどの広さはなく,25分の滞在であった。
倶多楽湖
登別温泉近くの山に囲まれた湖で,湖畔まで道路がある。しかし,見通しは悪い。
オコタンペ湖
支笏湖の西側を行くと,道路から眼下に少し見えるが,湖畔まで容易に降りられない。
見通しはこの画像程度である。
ランチ
美笛峠から支笏湖へ向かう途中の「きのこ国」でのランチ。歳よりはこんなもので充分なのだ。
休暇村支笏湖
この施設で温泉に入り苫小牧港への時間調整をした。庭園が自然な樹林で清々しい。ベンチが散在している。