北海道ツーリング(4)   4 〜 11 July    2010
※ 道内走行距離: 1800km    平均燃費:25.1km/litre

今回は,自分の写真は少ないため,す〜さんのものを借用した。
    ※※すべて写真をクリックすると,大きい画像が開きます ※※※

@5日 小樽港→稚内(ライダーハウス泊): 381km
朝5時に,海岸沿いの道をたどり進む。霧が強く合羽を着ないと濡れる状態となる。コンビニでブレクファストとする。それからはオロロンを北上する。
(感想)
・留萌までは高速などで内陸から最短時間で迂回し海岸沿いはカットしたほうがよい。そこから北の果てまでのオロロン街道を堪能したほうがよい。
サロベツ原野の西側から稚内までのコースは初めてで,実によい。変化のない原野の中を疾駆する快感がある。
道内ルート図 @北緯45度線上で @サロベツ原野風景(展望台より) @原野の海側を稚内までの絶品ロード
(借用画像)
稚内北防波堤ドーム。1931年から5年間かけて造った。機能だけでない造形美あふれる傑作。
A6日 稚内→糠平温泉(ライダーハウス泊):373km
オホーツク側の浜頓別まで下り,そこからR275などで内陸部に入る。名寄〜層雲峡〜糠平へ至るコース。十勝三ツ股でやっさんと合流した。この日は2回ほど他のライダーとの邂逅があり,最後には同じライダーハウスに泊った。
(感想)
・前に一度は走った区間であったが,層雲峡〜糠平温泉までのコースは北海道でも特筆の峠越えだと思う。特に,大雪湖を眼下遙かに見えるあたりは原生林に囲まれて気分が良くなる。
宗谷岬にて。同行のす〜さん 小平(おびら)の旧花田家番屋 80歳超の元環境監視員。該博な古老と歓談 三国峠。層雲峡からここまでが絶景 十勝三ツ股のルピナス。今年は威勢に欠ける様子だった。
B7日 糠平温泉→ウトロ(民宿「酋長の家」泊):394km
宿を出て,上士幌に向かう途中で霧が深くなり合羽を着用。足寄のコンビニで朝食。
ラワン蕗を見てオンネトーも訪問。阿寒湖をかすめ,弟子屈〜標津で海岸に。羅臼から知床半島の海岸沿いに道の果てるまで進入。相泊まりで海岸の温泉に入って戻って知床道路の上り口の「熊ノ湯」にも入る酔狂さ。知床五湖に寄ってみれば熊が出るとかで1湖も立ち入り禁止だと。そうは言うけど,鹿はうようよいたけど熊さんはさっぱり見えない。
(感想)
・阿寒湖から弟子屈に至る峠道はよい。知床は世界遺産となってから過保護過ぎる。カムイワッカも五湖も進入禁止! 世界よりも日本の現有財産で遺産じゃない。
オンネトー (阿寒湖の手前) 羅臼から半島部の相泊の海岸にある温泉(無料) 相泊に現れエゾシカの群 (2年前の復讐か?) 熊の湯(無料)の遠景。環境良し 知床道路の頂上からの知床連山
C8日 ウトロ→屈斜路湖(和琴半島のライダーハウス泊):178km
半島が陸から見えないので海から見ることにし,観光船に乗る(短めの硫黄山コース)。断崖絶壁がよかった。陸に戻り斜里から道道1115に入りサクラマスが遡上するという滝に行ったが最盛期は先のようで,写真に撮れるほどの状況ではなかった。神の子池にはダートを2kmほど走る。裏摩周により川湯温泉街に着くと,温泉がありスパフェチ達はここで湯浴み。和琴半島に向かい最後の500m前の新郷で突然の豪雨。
ウトロから半島の先端までは海岸に道路はない。こんな崖が続いている。 黄色く染み出ているのは「硫黄」である。船から硫黄山が見える。 サクラマスが遡上するさくら滝 裏摩周に行く手前の「神の子池」。 硫黄山。こちらは川湯温泉近くの火山。He is やっさん.
D9日 屈斜路湖→十勝川温泉(かんぽの宿泊):197km
やっさんが苫小牧から帰るため和琴を早朝出発。残った2台も美幌峠を「目指す。前回の雲海を期待したが,濃霧で一寸先も真っ白で,手探り状態で進行。津別から道道51で陸別。R242で池田町へ。道道51は初めてだったが期待はずれ。帯広市の十勝川温泉でモール温泉に浸かったが,後は面倒な感じでになりどこにも行かずそのまま予約して逗留。
和琴半島から北の美幌峠は濃霧だった。屈斜路湖の雲海もなにも... こんな有様で,先行車のテールランプは10m先では見えない。 陸別町は,日本一寒い「しばれの里」と宣伝している。寂しい町であった。 陸別駅に併設の「関寛斎資料館」。どんな人物かは調べて。 池田町のワイン城で,一樽飲み干した? す〜さん
E10日 十勝川温泉→苫小牧港:284km(R1200R号)
今回のラスト・ライドで苫小牧に向かう。R1150RT号は,最短のコースで西に向かう。知人の墓前に線香を手向けるためとか。ここでも未亡人に涙を流させたとか。R1200R号は南下し広尾から天馬街道を抜けて日高方面へ。この日は,ツアー中の最悪の天候で,1時間もせずに本降りとなった。気温が高かったので指先がしびれることはなかったが苫小牧直前までは雨中走行。途中で昼飯&温泉で暫く休んでいた。二人とも,途中の写真がない。
北の国にさよなら。苫小牧出港 寝台が取れず,初めての大部屋伸び伸びしていいもんです。